朝ドラ『カーネーション』で、糸子の幼なじみの勘助。
明るい性格の勘助が、戦争を機に別人に。
何かトラウマになる出来事があったようです。
勘助に何があったのでしょうか。
勘助のトラウマになってしまった出来事を考察しました。
一部ネタバレを含んだ内容になっています。
カーネーション勘助に何があった?
カーネーションで糸子の幼なじみ、勘助。
戦争から戻った勘助は、別人のように変わってしまいました。
一体、勘助に何があったのでしょうか。
戦地で心に深く傷を負うような出来事があったようです。
カーネーション54話で、戦地から戻ってきた勘助。
作中、勘助に何があったのか詳細は描かれていません。
そのため、視聴者自身の想像に委ねられています。
戻って来た勘助は『心を失った』と糸子に伝えていました。
極限状態の中で、精神的に深い傷を負ったのだと思います。
実際に戦争によって心が病み精神疾患になった方がたくさんいました。
鬱状態やフラッシュバッグなど、人により異なる症状があらわれたそうです。
作中の勘助は、まさにこれに当てはまります。
出征前、お調子者で憎めない性格だった勘助。
しかし、戦地から戻ってくると全く別人に。
以前のような笑顔もなく『無』、鬱状態だったと考えられます。
その後、出征前に務めていた菓子屋で働きだした勘助。
以前のような勘助に戻って欲しい。
そう考えた糸子は、ある行動に出ました。
勘助の初恋相手『サエ』を勘助に会わせたのです。
しかし、サエを見た勘助はたちまちパニックに。
震えが止まらず、その場から走り去ってしまいました。
サエを見て、フラッシュバッグが起きたのではないのでようか。
糸子の行動で、勘助はさらに悪い方向へ進みます。
なんと勘助が自殺未遂を起こしたのです。
二階から飛び降りようとしたところ助けられました。
安岡のおばちゃんは、勘助に会わないように糸子へ告げます。
糸子が勘助に会ったのは、これが最後でした。
その後、勘助に二度目の招集がかかります。
出征前、勘助は陰から糸子を見つめていました。
その時の勘助には、以前のような笑顔も。
糸子に会う資格がないといい、糸子に会わない勘助。
遺言のような言葉を残し、一人で電車に乗り込みます。
それから間もなく、勘助が亡くなったことが明らかに。
カーネーションで勘助のトラウマになった出来事を考察
別人のようになって帰って来た勘助。
作中、勘助のトラウマとなった出来事について明らかになっていません。
戦地でどんなトラウマとなる出来事があったのでしょうか。
そこで、勘助のトラウマとなった出来事を考察してみました。
- 上官からのいじめ・命令
- 敵軍からの攻撃
- 悲惨な状況を目にした
- 友人や身近な人の死
- 誰かを殺めてしまった
勘助のトラウマとして様々な出来事を考察してみました。
一つではなく色々な出来事が重なっている可能性もあります。
もしかしたら、考察した以上に悲惨な出来事があったのかもしれません。
朝ドラでは描くことができないほどの何かが起きた可能性も考えられます。
物語終盤、安岡のおばちゃんがあることを口にしました。
安岡のおばちゃんは、ずっと勘助がやられた側だと思っていたそう。
しかし、のちに勘助がやった側だったのでは思い直すシーンがあります。
個人的にも勘助は何かをやってしまった側の可能性を考察しました。
勘助の言動などから、勘助がやってしまった側だと考察しました。
作中、勘助はサエを見て自殺したくなるほどパニックに。
サエを見たことで、フラッシュバッグしたように感じました。
もしかしたら、若い女性に関する何かがあったのかもしれません。
また、勘助は糸子に会う資格がもうない。
そして「それもやっと終わる」とも告げています。
今の自分では、糸子と会うことができないと思っています。
自分を存在してはいけない存在だと思っていたのかもしれません。
二度目の出生前に遺言のような言葉も残しています。
自分の命で何かを償おうとしているようにも感じました。
勘助は、想像もできない壮絶な環境や体験をしたのだと思います。
それは、誰にも理解できないような体験だったのかもしれません。
できれば、少しでも勘助の心が救われる出来事があればよかったのですが・・・。
出征後の勘助エピソードは、本当に辛い回でした。
まとめ
- 勘助に何があったか作中では語られていない
- 状況から戦争による精神疾患になった可能性が高い
- 若い女性関連もしくは人の死に関することがトラウマと考察
出征後の勘助のエピソードは、辛い回ばかりでした。
特に二度目の出征の時の回は、涙なしでは見られません。
最後に糸子を遠くから見て、何を感じたのでしょうか。
糸子と勘助に会って欲しかったですね。
勘助役の俳優『尾上寛之さん』、演技が上手すぎます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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