岡本綾さん主演の朝ドラ『オードリー』。
2024年7月15日(月)放送、オードリー90話のあらすじネタバレはこちら。
オードリー90話(7月15日)
大京の撮影所がついに最後の日を迎えました。
最終日、トラは父であるクリキンを呼び出します。
クリキンもまた黒田に大京を去ることになった俳優やスタッフを呼ぶように指示。
スタッフ達が見守る中、トラとクリキンの一騎打ちが始まったのです。
一方その頃、京都でロケをしていた樹里。
ロケがクランプアップすると、樹里が倒れてしまいました。
搬送された病院で、杉本は医師から樹里の病気が手遅れであることを聞きます。
果たし状を受け取るクリキン
椿屋で、クリキンはトラからの果たし状を受け取ります。
滝乃と美月が見守る中、クリキンは果たし状を読み笑い出しました。
明日(みょうにち)戌(いぬ)の刻、大京映画 江戸の大橋のたもとにて決着をつけるべくお待ち申し上げ候(そうろう)。
『青葉城漂流剣』五月雨兵馬(さみだれひょうま)の装束にてお越しいただきたくお願い上げ奉り候(そうろう)。
青葉城虎之助。
息子から果たし状を受け取り、どこか嬉しそうなクリキン。
クリキン考えおったな虎之助め。
無論、(果たし状を)受けて立つ！
クリキンは、黒田に大京映画をクビになるスタッフや俳優たちを集めるように伝えました。
大勢のスタッフ達の前で、クリキンは息子と戦うことにしたのです。
樹里が倒れる
京都ロケの最終日、撮影が終了し笑顔の樹里。
スタッフ達から花束を渡され、幸せそうでした。
振り返った先にいた杉本を笑顔で見つめます。
しかし、次の瞬間意識を失ってしまいました。
駆け寄った杉本が樹里の名前を必死で呼びます。
樹里は病院に搬送されましたが、手術をすることが無理だと医者から宣告されます。
手術をすることが不可能な状態まで、樹里の病状は悪化していました。
そして、医者は杉本に樹里が持っていた手紙を渡します。
もし、撮影の途中で私が倒れたら、血管が破れて大出血を起こしたら、病院はイヤ。
病院のベッドで死ぬのはイヤ。
英記のアパートで、英記に抱かれて死にたいの。
たとえ意識がなくなっても私を連れて帰って･･･。
短い間だったけど、二人で過ごしたあのアパートに。
英記の手で連れて帰って･･･お願い。
樹里の一生の、そして最期のお願いです。
それから、大京のみんなには樹里は元気にドラマを撮り終えて東京に帰ったことにしてください。
クリキン親子の行方
オープンセットの最終日、黒田の呼び込みで大勢の人が集まっていました。
そんな中、クリキンが五月雨兵馬の格好で登場。
その直後、宮本武蔵の格好をしたトラが登場。
クリキンやトラの姿に周囲は驚くばかりでした。
決闘前、晋八はトラに二刀流ではなく漂流剣でいくように伝えます。
トラの二刀流は、まだ未完成だったのです。
トラは、晋八のアドバイスを受け入れました。
クリキン待っていたぞ･･･虎之助。
皆の者、よーく目に焼き付けよ！
栗部金太郎、青葉城虎之助、骨肉相食む親子の対決。
一世一代のシーンじゃ！
虎之助･･･息子といえども容赦はせぬぞ。
トラ望むところ！
ついに、トラとクリキンの決闘が始まりました。
クリキンに押され気味のトラ。
二人にだけ聞こえる声で、クリキンが声を掛けます。
クリキンおい･･･認知しよか？
トラなにを今更･･･。
お前なんか親父とちゃう！
クリキンそれならこのわしを思う存分たたきのめしてみろ！
トラ当たり前じゃ！
母の恨み、今こそ晴らす！
二人が戦っている間、雀蓮(じゃくれん)は祈っていました。
クリキンもトラも傷つかないことを雀蓮は願っていたのです。
トラみちのくに流れ流れて一関。
クリキンしゃみだれひょうまのひっしゃつしゃっぽう見事受けてみるか！
クリキンの代表作『五月雨兵馬』の必殺技をトラは受けたのです。
トラこれで吹っ切れた･･･。
俺は明日香港に行くで！親父。
俺は日本を捨てる、日本刀も捨てる。
武士道も捨てる！名前も変える！
そやから認知は要らん。
トラこの腹の傷を抱えて香港で一旗揚げるんじゃ～！
クリキンにそう告げたトラは、走り去って行きました。
樹里の病死
タクシーで杉本に抱かれながらアパートへ向かう樹里。
誰も要らない。
私が死ぬ時は英記だけにそばにいて欲しいから。
樹里は生まれてきてよかったです。
女優として有名になれたことより一番嬉しかったのは英記に会えたこと。
英記を愛し、愛されたこと。
便箋の字がかすんで･･･。
気がついた樹里は、杉本を見てキスをします。
そして、そのまま樹里は亡くなってしまいました･･･。
撮影所でほたるの光をスタッフ達と歌っていた美月。
大京映画の終わりに涙を流していました。
そんな美月のことを梓は呼びに行きます。
樹里の搬送された病院は、梓の病院だったのです。
梓から樹里のことを聞いた美月は、急いで杉本のアパートへ。
中に入ると、そこには樹里を抱きかかえて泣く杉本がいました。
美月は、かつての樹里の言葉を思い返します。
樹里桜の花はね、満開の時も美しいけど散り際に一番、人を魅了するのよ。
関川の想い
大京映画の終わりに黒田は涙を流していました。
そんな黒田に関川は「どこまでもついていく」と想いを伝えました。
大京映画を立て直すには、長く厳しい現実が待っています。
それでも関川は、黒田についていくと答えました。
ここから、黒田と関川は再び大京映画を立て直しを図ることに･･･。
オードリー(朝ドラ)90話感想
オードリーの第91話は、悲しい別れがありましたね。
まさか樹里が病気で亡くなってしまうなんて･･･。
樹里は『脳動静脈奇形』という、脳の病気でした。
助かるか分からない手術より、最後まで女優でいることを樹里は選んだようです。
これまで、女優として成功するために樹里は様々な手を使ってきました。
美月に対して、嫌がらせと思える行動もありましたね。
杉本に告白したのも、どこか美月への当てつけだと考えていました。
しかし、樹里の手紙を読む限り樹里は本当に杉本を愛していたようです。
また、杉本も樹里のことを好きだったようで驚きました。
杉本と樹里は、ちゃんと想い合っていたのですね。
大京映画も終わりを迎えました。
大京映画の最後の撮影は、トラとクリキンの親子対決。
トラがクリキンの代表作である五月雨兵馬で切られたところが粋でしたね。
刀を交えて、トラとクリキン親子は向き合いました。
二人は俳優なので、会話よりも刀を交えることで何か伝わるものがあったのかもしれません。
吹っ切ることができたトラは、香港へ行くことを決意したようです。
香港に行ったトラは、成長して帰ってくるのではないのでしょうか。
また、黒田と関川が大京映画を復活させるために一緒に歩んでいくことも判明しました。
第91話からは、舞台は大京映画から椿屋へ移ります。
女優としての夢を絶たれた美月が次にどんな夢を描くのか。
今後の物語も楽しみですね！
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