虎に翼で、寅子の父『直言』が病気で亡くなることが判明しました。
父の死因となった病名は何だったのでしょうか。
調べてみると、虎に翼と史実では死因となった病気が異なることが判明しました。
父『直言』の死因となった病名や実在モデルが患っていた病気についてご紹介したいと思います。
虎に翼父の病名は?
虎に翼で、寅子の父『直言』が死亡することが分かりました。
父の死因となった病名は、栄養失調と肺炎の悪化です。
父が亡くなるのは、虎に翼の第9週第44回の放送回。
第9週では、徐々に体調不良になっていく父の姿が放送されます。
第二次世界大戦中、当時の日本は食糧難でした。
若い男性達の出征や、農機具などの不足により作物を収穫することが困難に。
食料需要に対する生産量が追いつかなくなってしまいました。
お米は手に入りにくく『さつまいも』や『すいとん』などを食べていたそうです。
そのため、栄養バランスが偏り、満足に食事が取れない日々が続きました。
その結果、栄養失調が原因で亡くなった方がたくさんいらっしゃいます。
寅子の父、直言もまさにその一人でした。
父が営んでいた工場は、段々と仕事が無くなっていきます。
それでも仕事を紹介してもらいながら、なんとか経営を続けていました。
はると花江も内職をするなど、猪爪家は苦しい生活を送ります。
戦前、猪爪家は裕福な家庭でした。
しかし、戦争によって徐々に生活が変化。
以前とは全く異なる生活を送ることになりました。
そんな中、以前から体調不良だった父の直言が栄養失調に。
栄養失調だけではなく、直言は肺炎も患いました。
寅子たちは医者から、父がもう長くはないことを告げられます。
1ヶ月の間で直言は衰弱し、本人も自分の死期を悟っていました。
死期を悟った父は、最後に家族に様々な話をします。
寅子に優三が亡くなった事実を隠していたことも懺悔しました。
許すことができない寅子でしたが、それ以上に父には感謝の気持ちでいっぱいでした。
女子部への入学を最初から応援してくれたのは、父の直言だけでした。
どんな時も自分のことを『凄い!』と褒めてくれる父の存在に寅子はいつも救われていました。
最後に寅子と和解をした父は、その数日後に亡くなりました。
寅子にとって絶対的な味方だった、父の直言。
まさか、ここで直言が亡くなってしまうなんてショックですね。
虎に翼の第9週は、猪爪家の別れのシーンが多く、辛い週になりそうです。
虎に翼父の死因となった病気が実在モデルと違うことが判明
虎に翼の父『直言』は、栄養失調と肺炎が原因で亡くなります。
しかし、史実では死因となった病気が異なることが判明しました。
史実によると、死因となった病気は『肝硬変』でした。
虎に翼で、父『直言』のモデルは『武藤貞雄さん』。
武藤貞雄さんは、寅子のモデルである三淵嘉子さんの父親です。
では、武藤貞雄さんとはどんな方だったのでしょうか。
父の実在モデル
まず、武藤貞雄さんについて簡単にご紹介させていただきます。
- 1886年、香川県丸亀市で宮武家の次男として生まれる
- 実家は、代々丸亀藩御側医を務めていた
- 丸亀の市会議員、武藤直言さんの養子になる
- 東京帝国大学(現東京大学)法科大学政治科を卒業
- 1913年、台湾銀行シンガポール支店に勤務
- その後、ニューヨーク支店や東京支店に勤務
- 1925年、南洋鉱業公司の理事兼総支配人に
- 昭和興業合資会社を設立し、様々な会社の社長を務める
三淵嘉子さんの父、武藤貞雄さんは実家が裕福でエリートだったことが分かりました。
虎に翼の設定でも、直言は帝国大学出身で銀行勤務のエリートでしたね。
武藤貞雄さんが結婚したのは、大正2年頃。
三淵嘉子さんの母である『ノブさん』と結婚し、シンガポールで新婚生活を送ります。
そんな中、誕生したのが三淵嘉子さんでした。
武藤貞雄さんは、その後ニューヨークに単身赴任。
大正9年に東京支店に勤務になり、帰国しています。
虎に翼同様、三淵嘉子さんに弁護士の道を進めたのは武藤貞雄さんだったそうです。
虎に翼では、父裁直言は共亜事件で被告人として裁判にかけられていました。
しかし、史実では武藤貞雄さんが裁判にかけられた事実はありません。
これは、虎に翼オリジナルとストーリーだったと考えられます。
虎に翼では、銀行を辞めた直言は工場を設立して運営していました。
史実でも、武藤貞雄さんは工場を設立して社長として活躍していました。
工場を設立したことは、虎に翼と共通しているようですね。
虎に翼の公式から、父『直言』のモデルについて公表されていません。
似ている点が多いことから、父のモデルは武藤貞雄さんと考えられます。
父の死因となった病気は?
武藤貞雄さんが、亡くなったのは昭和22年10月。
61歳の時に、病気が原因で亡くなっています。
武藤貞雄さんの死因となった病気は『肝硬変』です。
長期的に肝臓に炎症が続くことで、肝臓の組織が線維化して硬くなる病気。
肝炎ウィルスや過剰なアルコール摂取、肥満などが原因で生じることがある。
虎に翼の父『直言』の病名は、栄養失調と肺炎でした。
しかし、史実では三淵嘉子さんの父の死因は肝硬変と判明。
虎に翼と史実では、死因が異なることが判明しました。
なぜ、死因となった病気を変えたのか明かされていません。
虎に翼は、史実を元にしたオリジナル作品です。
オリジナル作品にするため、あえて史実と違う死因にした可能性も。
ちなみに、亡くなった年は『昭和22年』と共通しています。
なぜ死因を変えた理由が分かりましたら、追記させていただきます。
虎に翼父役は岡部たかし
- 名前:岡部たかし
- 出身地:和歌山県
- 生年月日:1972年6月22日
- 年齢:51歳(2024年5月現在)
- 身長:175cm
- 所属事務所:クリオネ
虎に翼で父『直言』を演じたのは、岡部たかしさん。
ドラマや舞台などを中心に活躍されている演技派俳優です。
岡部たかしさんは、これまで朝ドラ作品に数多く出演しています。
2024年現在までに、岡部たかしさんが出演した朝ドラ作品はこちら。
- ひよっこ 第52・53回
- なつぞら:川谷幸一役
- エール:立川敦司役
- ブギウギ:アホのおっちゃん役
- 虎に翼:猪爪直言役
初めての朝ドラは、有村架純さん主演『ひよっこ』。
岡部たかしさんは、回収業者の一人として出演しました。
次に出演した朝ドラは、広瀬すずさん主演『なつぞら』。
主人公『なつ』の母親のいとこの夫で、一時千遥を預かっていました。
また、窪田正孝さん主演の朝ドラ『エール』にも出演。
古山裕一の祖父である川俣銀行頭取『茂兵衛』の付き人役を演じました。
虎に翼の前作である『ブギウギ』では、アホのおっちゃん役で出演しています。
こんなに多くの朝ドラに出演しているなんて、凄いですね!
朝ドラ5作品目となる『虎に翼』では、寅子の父『直言』役で出演。
父の直言の役柄は、家族想いのエリート銀行員。
無実にも関わらず、裁判にかけられたことも・・・。
いつも寅子を応援する、優しくてちょっと頼りない父を演じました。
父が病気出なくなるため、岡部たかしさんの出演は第9週までとなります。
岡部たかしさんが、直言として最後にどんな演技をするのか今から楽しみですね。
まとめ
- 父『直言』の死因となった病気は、栄養失調と肺炎
- 実在モデルは、肝硬変が原因で亡くなった
- 死因を変えた理由については、現時点で明らかにされていない
父『直言』の死因となった病名や実在モデルが患っていた病気について調査しました。
寅子の絶対的味方である、父が病気で亡くなりました。
第9週では、他にも猪爪家の家族たちが次々と亡くなります。
父の直言が亡くなってしまった猪爪家は、どうなってしまうのでしょうか。
寅子たち、残された猪爪家のメンバーの今後が気になりますね。
今後の寅子たちについても追っていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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